着陸セビージャ

太陽光エネルギー機、スペインを離陸、エジプトに向かう

ボルシュベルグは、太陽光エネルギー機でカイロへ向かった。これは、クリーンテクの可能性を証明するための史上初世界一周飛行の第16航程で、アブダビへの帰路にある。

スイス人飛行士アンドレ•ボルシュベルグは、月曜日の午前06:20にソーラー•インパルス2でスペインのセヴィージャを離陸し、世界一周飛行を再開した。太陽光エネルギー機は48時間をかけて地中海を横断し、カイロに向かう。カイロは最終目的地アブダビへ戻る前の最後のストップになる。ボルシュベルグが操縦する飛行機はクリーンテクと再生可能エネルギーの可能性を証明するための世界一周飛行の第16航程に当たり、ヨーロッパからアフリカへの旅だ。ボルシュベルグは先日、史上初の太平洋横断の一周記を祝った。 名古屋から5日間で太平洋を渡り、ハワイ•ホノルル近郊のカラエオラに着陸した。ボルシュベルグと同じくスイス人のベルナード•ピカールは交代で、軽量のカーボンファイバーで作られた太陽光エネルギー機を操縦し、炭素を一切排出しない世界一周に挑戦している。この超軽量機は、自家用車程度の重さだが、ボーイング747型機と同じくらいの翼長を持つ。ソーラー•インパルス2はすでに8つもの世界記録を達成しており、合計36602キロを飛行時間460時間9分で飛んでいる。9929キロワット時の太陽光発電が原動力だ。翼長72メートルもある翼に取り付けられた17000枚のソーラーパネルからエネルギーを得、四つの17.5馬力の電気モーター(最高出力:70馬力)を稼働し、長さ21.85メートルで高さ6.40メートルの飛行機を動かす。ソーラー•インパルス2には最新式のリチウム電池が備わっており、昼間エネルギーを蓄えられるので、ノンストップで夜も飛行できるように作られている初めての太陽光エネルギー機だ。ソーラー•インパルス2の最高飛行時速は140キロ(77ノット)で、最高飛行高度は9000メートル。最長5日飛行を続けることができる。 この機の正確な位置は次のページを参照のこと:http://www.solarimpulse.com/sitv ソーラー•インパルスの無料写真:ジャン•レヴィヤードとアメリエ•デクロ

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